福岡県ワンヘルス推進基本条例が、2021年1月5日に公布・施行されました
2021年1月5日
■みなさま
福岡県ワンヘルス推進条例案が、議員提案により令和2年12月18日の12月定例会閉会日にて可決・成立し、令和3年1月5日に公布されました。
人と動物の健康並びに環境の健康(良好な自然環境の保全状況)は、密接に関連し合う一体のものであることから、今、世界医師会と世界獣医師会、そして(公社)日本医師会と(公社)日本獣医師会は、連携して、「人と動物の健康、そして環境の健康を一体のものとして守る」という「ワンヘルス」の理念を提唱し、その実現に取り組んでいます。
特に福岡県では、平成28年11月に北九州市で開催された「第2回世界獣医師会・世界医師会“One Health”に関する国際会議」において、ワンヘルスの理念を実践する上で基盤となる「福岡宣言」がまとめられ、さらに、令和2年6月の福岡県議会定例会で、条例制定を含めた「人獣共通感染症への対応力の強化に関する決議」が議決されました。
これを受け、福岡県議会議員提案政策条例検討会議(座長:香原勝司議員)では、ワンヘルスの実践を進めるための条例制定に向けて、15回におよぶ会議を開催し、検討を重ねてまいりました。
条例の主な内容は、次のとおりです。
・県や関係者の役割分担とともに、「人獣共通感染症対策」、「人と動物の共生社会づくり」など人と動物と環境の健康を一体的に守るための6つの課題について、取組の基本方針を定め、これを具体化するための実行計画を県が定めることとしたこと。
・県に、ワンヘルスセンターを置き、関係する部局と出先機関が横断的に連携する体制を整備することとしたこと。
・国、県及び民間の防疫や研究機能と人材育成機能等を集積させて、人獣共通感染症対策の拠点をつくることとしたこと。
以上、福岡県議会のホームページから抜粋、一部修正しました。
条例については、
http://www.gikai.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/pdf/onehealth.pdf
をご覧ください。