年頭のあいさつ!!
2022年1月4日
公益社団法人 福岡県獣医師会
会 長 草 場 治 雄
新年あけましておめでとうございます。
会員並びにご家族の皆様方には、つつがなく新しい年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
令和3年度公益社団法人福岡県獣医師会総会に於きまして、引き続き会長職を再任させていただきました。
今後も、これまで以上に私共獣医師を取り巻く多くの社会的要請や課題の解決に、全力で取り組んでまいりたいと考えております。
1月8日から3月21日までの期間及び4月25日から9月30日までの期間、延長を繰り返しながら新型コロナウイルス緊急事態宣言が実施されました。
当会関連でも、本年通常総会も昨年同様、会員に書面での決議をお願いして、最小限の人数で開催しました。
昨年の1月5日には、「福岡県ワンヘルス推進基本条例」が施行されました。
新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威を振るい、人類への脅威となっている中で、「ワンヘルス」の理念を掲げ、その実践の仕組みを構築しようとする条例を、福岡県が世界に先駆けて制定したことは大変意義深く、「ワンヘルス先進地」としての福岡県の取り組みへの象徴となっています。
福岡県をワンヘルス推進のモデルとして日本国内に浸透させなければなりません。
福岡県では、県の施策を体系的に整理した「福岡県ワンヘルス推進行動計画」が策定されることになっています。感染症等の生物災害から福岡県民の健康と命を守るという大きなバックボーンになることを期待しております。
更には、福岡県が進めている愛玩動物、野生動物、家畜の保健衛生を一元的に担う動物保健衛生所の新設と保健環境研究所が連携する「福岡県ワンヘルスセンター」の実現に向けて協力してまいります。
今年の11月には、ワンヘルスをテーマに第21回アジア獣医師会連合(FAVA)大会が福岡市で開催されます。
この大会において、本会名誉会長である日本獣医師会藏内勇夫会長がFAVA会長に就任される予定になっています。私たちは、地元獣医師会として、FAVA大会の成功はもちろんのこと、アジアへのワンヘルス発信を支援してまいります。
結びになりますが、本年は「壬寅(みずのえ・とら)」、一説によれば春の芽吹きは生命力にあふれ、華々しく生まれる年で新しい成長の礎になる年とのことです。
本年が皆様にとって、平穏で幸多い年となりますよう祈念いたしまして、年頭のごあいさつとします。